それから五分後。

やっと話が終わり、校長が壇上を降りていった。

『それではここで…予定にはありませんが生徒会からの重要事項があるので……。』

その言葉に生徒たちがざわついた。

正直、あたしも驚いている。


生徒会
それは、何があっても人前に出ないことで有名だったから。
しかし、仕事はちゃんとしているようで教師たちより上の理事長と同じぐらいの権力を持つ。
生徒たちの中では様々な噂が飛び交っていた。



「生徒会…まさかこのタイミングで?」

右隣にいた愛莉はそういうと眉を寄せて奈緒は首をかしげていた。