「どうせ、勧誘かなにかだろう。 だったら、あたしたちを見つけてみなよ。 そんなこともできない馬鹿な族に興味なんてないしね。」 あたしはそう言うと、藍色の髪の男は笑みを浮かべる。 「逃げるなよ?」 「あたしたちは逃げたりやしないよ。 はやく、あたしたちを見つけてあたしたちの前に現れな。」 「ククッ、ホントお前最高だわ。」 そう言って、笑う男の横を通り過ぎてあたしは倉庫を出ていった。