天才ガールズVS不良ボーイズ





「…っ!」

微かに緩んだ腕から抜け出し回し蹴りを食らわせると男がよろけ顔が見えた。

藍色のストレートで痛みのない綺麗な髪に切れ長のグレーの瞳。

その全てのパーツパーツが美しく作られたような美少年がそこにいた。

「凜桜!大丈夫ですか!」

「凜桜!」

そう言ってやってきた二人に笑みを浮かべて相手を見る。

「ククッ…つくづくおもしろい女。」

「それはどうも。
愛莉、奈緒…帰るよ。」

そう言って近くにあったバックを二人に渡し笑みを浮かべた。