天才ガールズVS不良ボーイズ





「なんのゲームだ?」




そんな場違いな甘い囁き。

目を見開いたと同時に背後にある人の気配。

わかっているのに、体が動かなかった。

まるで、雷にでも打たれた衝撃が体を駆け巡って…体が言う事を聞かなかったんだ。

「っ!?」

まるでスローモーションのようにゆっくりと首に巻きついてきた腕にも何の反応もできなかったんだ。