愛莉と奈緒の表情を見れば楽しそうだ。 こんなつまらない毎日の中で彼女たちのこういう顔を見る時だけがあたしの幸せな時間だった。 「このゲームも…少しは楽しめたのかもな。」 でも、暁を倒してしまったらどうだろう。 もうゲームをする意味がなくなる。 「また新しいゲームを考えなきゃな…。」 そう呟いている時だった。