―――でも、まさか…こんなに刺激の強い日々をくれるなんて思わなかったけど。



そう思いながら小さく笑みを浮かべる。

今は授業中。

頭に入れた教科書の応用テストに苦戦している生徒たちを横目にふたりを盗み見る。

凜桜も奈緒も終わってしまってつまらなさそうだ。

それに小さく笑みを浮かべ空を見上げる。

本当に、最高の人たち。
大切で、いないと困る存在。
こんな人たちに会えるのってほんとすごいことだと思う。
だから、今は少し神様に感謝してるんだ。



―――あたしたちを巡り合わせてくれてありがとう。




~愛莉視点~
   終幕