「ちょっと、いいかなぁー?」
連れてこられた先は…校門の前に立っていた女の子達の所。
「わっぁ…!」
女の子達は目をキラキラさせている。
山崎 舜也くんの周りにいる子は派手な子が多いのに、この人達はどちららかというと…
地味…なんだよね。
きっと、影ながらずっと山崎 舜也くんの事を応援してたんだろうな。
「ネクタイの色からして…1年生やんな?」
「はっ、はい!2人とも3組ですっ…」
「そっ…か。また、いつか放課後デートしてあげるわ。だけど今日は気ィきかしてくれへん?」
と言いウィンクをした。
女の子達はウィンクを見て興奮している。
1人の女の子が喋りだした。
「あの…2人って付き合ってるのですか?」
「えっ…」
私はビックリしすぎてつい、声がでてしまった。
