「私、ちゃんと返したよっ… どいてっ…」 体が、震えてる… 「…おれ、めっちゃ屈辱なんやけど?」 「えっ?」 「女に怒鳴られるとか初めてなんやけど」 「知らないよっ。そんな事…」 「おれの評判がいっきに下がっちゃったやんかー。どうやって償ってもらおうかなー。」 顔は笑ってるけど目は笑ってない… 「ねぇ…皆が見てるってば…!」 学年のほとんどがこの騒ぎを聞きつけ集まってきてる。 山崎 舜也は私の耳元で囁いた。 「ひなちゃんって、処女やんな?」