…何分ぐらい走っただろうか? 長い距離を走った訳じゃないのに、 私は、息切れがすごかった。 「…はぁ はぁ はぁ…」 「ひな、大丈夫か? ごめん。けっこう本気で走っちまった。」 小池 駆は余裕な顔で私を見ている。 私は喋るのも辛かったので軽く頷いた。 「学校までおぶってやろうか?」 「…っ!? だっ、大丈夫ですっ!//////」 私が人におぶられるなんて… 前代未聞だよ…