カタカタカタカタカタ… うっ…音がもうダメだ。怖いよ。 前…空しか見えないし… なんか…首痛くなってきたし…… 私の手、絶対汗ばんでるよ。 「ひな、そろそろだぞ…」 「っ…!」 おもいっきり目を瞑った。 …てゆうかね。 さっきから思ってたんだけど、手繋ぐ必要なんてあったのかな…? 「よしっ!今だっ!」 「へっ?」 カタッ…… …時すでに遅し。