ーキーンコーンカーンコーン





学校も終わった。




良かった…。





やっぱり、いじめられてるのなんて気のせいだよね…




カバンに教科書を詰め込んでいると…







「菊池さん…ちょっといいかな?」





知らない女の子が5人…そこには立っていた。




「あっ、うん…」





と言い立ち上がろうとすると…









ーガンッ





「きゃっ」




一人の女の子が私の机を思いっきり蹴った。






「お前が舜也と付き合ってるなんてふざけないで。」



「調子にのんなよ?」



「ほんと、こんなブスと…マジでありえない。」




「あっ、あの…付き合ってないっ…」





「ふざけんなよっ!」




「っ!!!痛いっ…!」



髪の毛を思いっきり引っ張られた。




「あたし達には分かるんだよっ!


舜也に彼女ができたっていうのは!」




「っ…なんで分かるのっ…!?」




「舜也が今日ずっとあんたの事を目で追ってるからだよ…っ!」



「えっ…?」



「はっ…やっぱ気づいてないんだ…


あんなに見られてたのにね…」




…舜也くん…。



本当に…?


私の事を…




「…ははは、あんたの顔を舜也に見せられないくらいボコボコにしてやるよ…」



「えっ…?」







「…キモイんだよ」