次の日。
私はいつも通り登校している。
何1つ変わった事は起きてない。
まぁ、あえて言うなら1つ。
変に見られてるような気がする…
男の子にも…女の子にも…
私の顔に、何かついてるのかな?
「ひなっ!」
後ろから誰かに喋りかけられた。
「小池くん…おはよう
そんな、顔してどうしたの?」
すごく、歪んだ顔だ。
何かあったのかな?
「ひなっ、おまえ…
舜と付き合ったのか!?」
「えっ…」
なっ、なんで知ってるの…?
まだ誰にも言ってないのに…?
「なっ、なんで…?」
「昨日の夜、こんなメールが届いたんだよ!」
と言いケータイを突きつけられた。
「うっ、嘘!?
どうしてっ…!?」
内容は、私と山崎くんが付き合ってるっていうのとその事を5人の友達にまわせっていう内容だった。
「ひな…正直に答えてくれ。
付き合ったのか?」
「っ…」
だからこんなに見られてたの…?
誰がこんな事をっ…
「…つ、付き合ってなんかないよ…」
私は嘘をついた。
だって…昨日、約束したから。