LOVE&FANTASY 嗚呼、結婚!(加筆修正版)

「じゃあ、どこかで食事しない? 今夜、私がおごるから」


「結構」


「え?」


「今夜はちょっと用事が出来ちゃったから、アンタと関わっているヒマがねーんだ」


「あ…、っそ」


 用事が有るって聞かされて、里美はガッカリした。


「それと…」


「何?」


 タバコを吸い始めた真吾はしばし、考え込んで言った。


「アンタからのプロポーズなんだけど…」


 里美は笑みを見せながら言う。


「勿論、OKよね?」


「うんや、その反対」


「反対?」