もう１人の彼氏に対して嫉妬の思いを込み上げて来たものだった。


　今すぐにでも森山拓也と会って、話しを付けようかと思ったりした。


　里美を巡って、場合によっては男同士の喧嘩になってしまうかもしれない。


　でも、半分以上は美智代へ思いが傾いていたから後々になって冷静な気持ちになれた。


　相変わらずの浮気性な稔を美智代はシッカリと受け止めくれたのも冷静な気持ちになれた要因かもしれない。


　もし、美智代と完全に絶交していたならば男女関係の修羅場を味わっていただろう。