美智代の話しを聞いて、なつみはより理解を示し更に好奇心を深めたのだった。
「…」
そんななつみを、ポテトサラダをゆっくりと食べながら智子はジッと見つめていた。
智子には知っていて、なつみには知らない事実があるのだ。
小百合や一枝さえも知らない事実…
美智代の想いが真剣だった事に稔は驚き、自らを恥じた事。
自分と言う存在を見つめ直してくれた美智代に対しては、とても感謝している事。
美智代との交際を再開してからは、稔は真面目な学生生活を送るようになった事。
里美への思いは既に捨てている事。
なつみや小百合、そして一枝が知っているのはせいぜいこのくらい事だろう。
智子や美智代だけしか、凄い事実が有るのだから。
「…」
そんななつみを、ポテトサラダをゆっくりと食べながら智子はジッと見つめていた。
智子には知っていて、なつみには知らない事実があるのだ。
小百合や一枝さえも知らない事実…
美智代の想いが真剣だった事に稔は驚き、自らを恥じた事。
自分と言う存在を見つめ直してくれた美智代に対しては、とても感謝している事。
美智代との交際を再開してからは、稔は真面目な学生生活を送るようになった事。
里美への思いは既に捨てている事。
なつみや小百合、そして一枝が知っているのはせいぜいこのくらい事だろう。
智子や美智代だけしか、凄い事実が有るのだから。


