稔を刺したつもりが、別の人間を刺してしまっていたからだ。
息を呑み硬直する里美を見ながら、稔と美智代はスタッフに誘導されて避難して行く。
そこへハリス聖導主が厳しい表情でやって来た。
短刀で男性誘導係の背中を刺したままの里美の腕を掴むなり、誰もがビックリするような声で怒鳴り付ける。
「神の御前ですよォーッ!! 下がりなさいーッ!!!」
ハリス聖導主に突き放された里美は、全身を駆け巡る光の束に包まれて後方へ跳ね飛ばされた。
大扉に体を打ち付けて、そのまま床に落下した里美。
顔を上げた時、凛とした表情をした由紀が目の前に立っていた。
厳しい眼差しの由紀は両手を大きく振り上げる。
頭上で腕をクロスさせると金色の閃光が放たれる。
そのまま一気に振り下ろし、両手で里美に向かってかざし始めた。
息を呑み硬直する里美を見ながら、稔と美智代はスタッフに誘導されて避難して行く。
そこへハリス聖導主が厳しい表情でやって来た。
短刀で男性誘導係の背中を刺したままの里美の腕を掴むなり、誰もがビックリするような声で怒鳴り付ける。
「神の御前ですよォーッ!! 下がりなさいーッ!!!」
ハリス聖導主に突き放された里美は、全身を駆け巡る光の束に包まれて後方へ跳ね飛ばされた。
大扉に体を打ち付けて、そのまま床に落下した里美。
顔を上げた時、凛とした表情をした由紀が目の前に立っていた。
厳しい眼差しの由紀は両手を大きく振り上げる。
頭上で腕をクロスさせると金色の閃光が放たれる。
そのまま一気に振り下ろし、両手で里美に向かってかざし始めた。


