傍のテーブルには結婚式の案内状が広げてある。
隣には紫の布の包みが置かれていた。
里美は包みを解き、彫刻が施された漆塗りの木箱を出した。
蓋を開けると、木屑の中に混じって短剣が入っている。
椿ちゃんが自宅に遊びに来た時に受け取った品物である。
タバコを吸いながら椿ちゃんはこう説明していた。
「オルクスの短刀と言う魔法道具の1つだよ。三角関係の解消、自分を愛してもらう、秘密の恋愛成就、真実の愛を掴む、相手の気持ちを独占する、邪魔な存在を好きな人から遠ざけると言った秘術の効果が有るんだけどね。その短刀はよりパワーアップさせた
魔洗脳剣なの。これを相手の心臓に突き刺すとイイから」
「そんな事したら、死んでしまうじゃない」
「大丈夫、死ぬ事はないわ。刺された相手の心が、刺した人間に引き込まれるだけ」
「と言う事は…、稔の思いは私の方に…」
隣には紫の布の包みが置かれていた。
里美は包みを解き、彫刻が施された漆塗りの木箱を出した。
蓋を開けると、木屑の中に混じって短剣が入っている。
椿ちゃんが自宅に遊びに来た時に受け取った品物である。
タバコを吸いながら椿ちゃんはこう説明していた。
「オルクスの短刀と言う魔法道具の1つだよ。三角関係の解消、自分を愛してもらう、秘密の恋愛成就、真実の愛を掴む、相手の気持ちを独占する、邪魔な存在を好きな人から遠ざけると言った秘術の効果が有るんだけどね。その短刀はよりパワーアップさせた
魔洗脳剣なの。これを相手の心臓に突き刺すとイイから」
「そんな事したら、死んでしまうじゃない」
「大丈夫、死ぬ事はないわ。刺された相手の心が、刺した人間に引き込まれるだけ」
「と言う事は…、稔の思いは私の方に…」


