椿ちゃんを巡って、接する接しないで互いに言い争いになった。


 死んだハズの人間が里美と接しているのだ。こんなオカルト的な状況を無視出来ないだろう。


 里美の身を案じる香織は、椿ちゃんに近づかないよう説得した。


 最初は駄々をこねていた里美も、相手の強い態度と口調に根負けしたから素直に言う事を聞く事にした。


 まぁ…


 それはあくまでも表向きの事であるが…。


「分かった分かった。香織の言う通りにするから」と上手く言葉を並べておく。