「ったくもぉ」

「にしても、里美も色々と大変だよね? 良くない事ばかりだし、同情しちゃうな」


「もう、私ィ…死んじゃおうかな?」


 呆れた香織は言った。


「ほーら又、すぐそんな事を言う!」


「だーってぇ」


 何か辛い身になっちゃうと、口癖のように死ぬって言う言葉を発してしまう里美の態度に香織は苦笑いするだけだ。


「アンタって相変わらず、消極的で悲観的な態度を取るよね?」


「へ?」