頭の中で何かがグルグル廻る。



「なっなんで、私なの?」



そう聞くと、加純は頬を赤らめた。



「小学生の時、いじめられてた僕をかばってくれたよね。」



「あっ、うん。」



「僕の名前、加純って女の子みたいで、男子に男女って言われてたんだ。」



そう言って恥ずかしそうに笑う。



―――『加純って本当は女じゃないの?』



『違う、僕、男だよ。』



『嘘つけぇ!お前の顔、女みたいで気持ち悪いんだよ!!』



そう言っていじめられていた。



彩は加純をかばった。



「そんなこと、気にしなくていいのに。」



そう言って小さく笑う彩。