目が覚めると隣のシーツが冷たくて少し寂しかった。


「起きたか?」


どうやら雅はお風呂に入ってたらしい。

私は返事も返さず、雅に抱き着いた。


「居なくならないで………」


雅の抱き締める力が強くなった。


「離さないで…、」


ただ、すがりついた。