ビバ!マジック~ドキドキ☆同士~

「瞬也、何がしたいの?」

きょとんとして逆にききかえされた。

「何がって?」

「つまり……」

言いにくいなあ。

「まさか『魔法』を信じてたりとか」

瞬也が「信じられない」という顔をして思いっきり目をみひらいた。

ああ、やっぱ言うんじゃなかった。

「茜、まさか……」

ドッジボールを知らないのか?みたいな口調で言われた。

「魔法を信じていないのか?!」