ゲートをくぐれば、そこは別世界。
一気に外国へ来た気分にさせられる。
知らずにうきうきしてくるのは、大音量でかかっている音楽のせいだろう。
きょろきょろ見渡すと、入場したとたんに走り出す客が多くておもしろい。
「ねえ、チョリッスがいるよ!」
等身大のチョリッスが、子どもたちと握手をしている。
つい二ヶ月前まで小学生だった茜も、「行きたいな、行きたいな」オーラを出してみたが、瞬也はなにかを探しているようだった。
「そう。行ってくれば?」
同い年の子どもからそんな風に言われるとおもしろくない。
近頃の茜なら「じゃあ、いい」と諦めただろうが、大音量でかかっている音楽のせいか、現在進行形の茜は気が大きくなっていた。
「瞬也も来る!」
いきなり引っぱったから「がぅ」と呻いたような気がしたけれども気のせいだろう。
一気に外国へ来た気分にさせられる。
知らずにうきうきしてくるのは、大音量でかかっている音楽のせいだろう。
きょろきょろ見渡すと、入場したとたんに走り出す客が多くておもしろい。
「ねえ、チョリッスがいるよ!」
等身大のチョリッスが、子どもたちと握手をしている。
つい二ヶ月前まで小学生だった茜も、「行きたいな、行きたいな」オーラを出してみたが、瞬也はなにかを探しているようだった。
「そう。行ってくれば?」
同い年の子どもからそんな風に言われるとおもしろくない。
近頃の茜なら「じゃあ、いい」と諦めただろうが、大音量でかかっている音楽のせいか、現在進行形の茜は気が大きくなっていた。
「瞬也も来る!」
いきなり引っぱったから「がぅ」と呻いたような気がしたけれども気のせいだろう。


