しまった。更衣室だもんな。ロッカーを隔てた向こうに、イマイがいたんだ。
亜美と同じタイミングで着がえに来たなら、
居るって気付いてよさそうなものだったのに。
話に夢中で見過ごしていたのかも。
イマイは更衣室にひとつだけあったイスを担いでやってきた。
あたしの目の前に置くと、顎で指して「すわって」という。
当然警戒してるけど、逆らえない雰囲気があった。
鏡に向かって座らされる。
亜美に「貸して」といって、言われた亜美は「は、はい」と櫛を渡す。
ポニーテールがほどかれた。
亜美と同じタイミングで着がえに来たなら、
居るって気付いてよさそうなものだったのに。
話に夢中で見過ごしていたのかも。
イマイは更衣室にひとつだけあったイスを担いでやってきた。
あたしの目の前に置くと、顎で指して「すわって」という。
当然警戒してるけど、逆らえない雰囲気があった。
鏡に向かって座らされる。
亜美に「貸して」といって、言われた亜美は「は、はい」と櫛を渡す。
ポニーテールがほどかれた。


