ビバ!マジック~ドキドキ☆同士~

「どうして謝るの?」

「あたし、亜美は自分が守らなくちゃだなんて思ってた。えらそうに……」

「そんなことないよ。いつもすっごく有り難いよ。

滅多にこんな風になれないから。

今日は三年分くらい暴れちゃった」

それでもうなだれているあたしに、

「ねえ、茜ちゃん」

亜美はあたしと視線を合わせていった。

「茜ちゃんが私を助けてくれるから、私はいじめられても学校に来られてるし、

すごく感謝してるよ。でも、茜ちゃんが倒れた時、心を入れ替えたの。

茜ちゃんが私を守ってくれるぶん、私だって茜ちゃんのことを守るんだ!って。」

そういう亜美は、とても頼もしく、輝いて見えた。

心強い気がした。

「うん。わかった。じゃあ頼りにするよ」

「まかせて」

今日からは亜美のことをちゃんと見よう。