「気分はどう?」
保健の先生がきいた。
「だいじょぶです」
体を起こしながらいう。
起き上がってみると、まだちょっとクラクラした。
イマイのやつ、あたしを保健室送りにするとは、なんて力だろう。
あんがい手ごわい相手かもしれない。
「もうちょっと休んでいきなさいな」
「はあい」
遊園地のゲート前、4時―
相談てなんだろう。
12年間、瞬也が自分からあたしを頼ったことなんてなかったのに。
ベッドの中で、瞬也からもらったチケットをこっそり握り締めた。
保健の先生がきいた。
「だいじょぶです」
体を起こしながらいう。
起き上がってみると、まだちょっとクラクラした。
イマイのやつ、あたしを保健室送りにするとは、なんて力だろう。
あんがい手ごわい相手かもしれない。
「もうちょっと休んでいきなさいな」
「はあい」
遊園地のゲート前、4時―
相談てなんだろう。
12年間、瞬也が自分からあたしを頼ったことなんてなかったのに。
ベッドの中で、瞬也からもらったチケットをこっそり握り締めた。


