ビバ!マジック~ドキドキ☆同士~

「気分はどう?」

保健の先生がきいた。

「だいじょぶです」

体を起こしながらいう。

起き上がってみると、まだちょっとクラクラした。

イマイのやつ、あたしを保健室送りにするとは、なんて力だろう。

あんがい手ごわい相手かもしれない。

「もうちょっと休んでいきなさいな」

「はあい」

遊園地のゲート前、4時―

相談てなんだろう。

12年間、瞬也が自分からあたしを頼ったことなんてなかったのに。

ベッドの中で、瞬也からもらったチケットをこっそり握り締めた。