ビバ!マジック~ドキドキ☆同士~

「茜…茜!」

押し殺した声がした。

白い天井、見慣れた顔。

「…瞬、也?」

ほうっと安心した溜め息をついて、瞬也がまた、押し殺した声で言った。

「脳しんとうだってよ」

「なんで、瞬也が…?」

「保健委員だから。」

間髪入れずに答えがかえってきた。

……あっそう。

でもうちのクラスの保健委員は?

「茜だろ。」

そうだった。

でも、まだ気になってることがある。