ああ、その目 初めて見る種類の目だ 私を見る直哉の目に浮かぶのは、純粋な好奇心。 それと優しさ。 話のさきが気になる、どうしてそんなことになった? 目で問うてくる直哉は、小さな子供が親の読む物語に聞き入るような 続きが聞きたくて堪らないような幼い子供のようだ。 今まで私が出会ってきた大人とは明らかに違う目。 その目に その瞳に 貴方に 私は 恋をした