「まぁ、ペット禁止だしな」

「それに、野良猫は汚いわよ。何持ってるかわからないじゃない」

「で、泣きながら寝たのか?」

「一緒に寝るって言い張って、大変だったんだから」


ゴロゴロゴロゴロ


僕は一生懸命に頭をオンナにこすりつける。


「ああもう。寄らないで」


オンナも僕の頭を撫でてくれる。


「猫、嫌いなのか?」

「嫌いじゃないけど、この猫汚いし」

「まぁな」

「いつか飼うなら、アメショーとかがいいな」

「いつかな。チーズとか食うかな?」

「もう1本飲む?」


オトコがくれたものも、今まで食べたことがないものだった。


にゃっ
美味しい
にゃっ
なにこれ