半ば強制的に篠崎麗華と 生活して3日が過ぎた放課後 「じゃあ、虹成!私、部活行くから じゃあね!」 「うん、ばいばい」 疲れた表情は見せずニコッと笑い 馬鹿に手を振る 篠崎麗華が部活に行ったことを 確認し、踵を返し踏み出そうとした その時。 「風野さん。ちょっといいかな」 不意に名前を呼ばれ振り向いた そこには、学年でも有名な無表情くん 【葉山 千歳】…くん。 「なんですか?」 出来るだけ笑顔にしたつもり 「きて。」そう言って葉山くんは 私の手を引っ張った