「あ、ショウちゃん!」 入り口からこっちに向かって歩いてくる人物に、ミナトは声をかけた。 「お、ミナト!ここにいたのかよ」 「うん、講義終わったんだね、お疲れ〜」 ショウくんはミナトの隣に座って、二人でイチャイチャと話し始める。 「じゃあ、お邪魔虫は退散しますね」 居心地が悪くなって早々に退散する。 「うん、リホ、今晩よろしくね〜」 ばいばーいと無邪気に手を振るミナトに、やれやれとため息をつく。