キーンコーンカーンコーンッ。

学校でよく聞くそんなチャイム。

私の通う劉帝学園は、洋風な外見に中身も超豪華な仕組みになっており、学力で入学する制度ではない。

銃、剣、回復、指示。

この中の何か一つでも出来れば入学出来る。
勿論、多数出来ればもっとよい。

私も学力は高い方ではないから(むしろ低い。)、この学園に入学した。

「起立っ!」

日直の掛け声で全員一斉に立つ。
勿論私も。

「礼。」

「「ありがとうございました!」」

ガラガラッ!
ガチャッ!
タッタッタッタッ!

教室にはもう誰もいない。
やば!
置いてかれた!