次の日の昼。

僕と女の子は公園でお喋りをしていた。

昨日の夜に明日のお昼に公園で会おうと約束していた。

「お昼に会うのは初めてだね。なんで君はいつも夜にお散歩しているの?」

僕は言った瞬間に後悔した。

女の子の表情がこれまでにないくらい悲しそうで。

「…あのね…。」

女の子は口を開いた

「やっぱりいいっ‼︎」

僕は叫んだ。

この話を全部聞いてしまえばこの子が居なくなっちゃう気がした。

女の子はぽかんとしている。

「ごめんねっ!やっぱりまた今度聞くよ!それより君の名前は?」

肝心な事を聞き忘れていた。

「…私の名前は心菜。黒沢心菜 くろさわここな。」

「心菜…いい名前だねっ」

「…ありがとう!」

笑顔で心菜は言う。