黒猫達の恋模様(仮)


透き通った高くて細い声。

今にも消え入ってしまいそうなその声に僕は耳を傾けて聞いた。

「私に近づかない方が良いよ…」

とても悲しそうな顔をして僕に言う

僕にはなぜそんなことを言うのか理解ができなかった。

「なんでなの?」

女の子に問い掛ける。

「だって…周りの人達はみんな私を不幸を運ぶ黒猫だって言うの…。私が居たら周りは不幸になるって…心羽くんも不幸になっちゃうから近づかない方が良いんだよ…」

今にも泣いてしまいそうな顔をする女の子