次の日。

黒猫の女の子がどーしようもなく気になって、僕は昨日と同じ時間に外を散歩した。

まだ7歳の僕にはそんな単純な方法しか思いつかなかった。

すると、あの女の子が居た。

やっぱり悲しそうな顔をしていた。

どこか放って置けなかった僕は女の子に話しかけてみた

「こんばんは。」

すると女の子は驚いた顔をして、またすぐに悲しそうな顔に戻った。

「僕、如月 心羽(きさらぎしんば)って言うんだ!お友達になろうよ!」

僕は黒猫の女の子を怖がらせないように笑顔で手を出す