僕が7歳の頃

僕は不思議な少女に出会った

家の居心地が悪くて夜に散歩をしてた

電灯で照らされた女の子

真っ黒でサラサラの長い髪

切れ長の真っ黒な大きな目

無口で悲しそうな顔をした女の子は猫耳のフードをかぶっていて、

一人で歩いて何処かに行ってしまった

僕はその女の子が捨てられた黒猫のように見えた