「あぁん、何だてめぇ。」

「学校の邪魔ですよ。しかも、その子多分新入生ですし。」

「無関係なヤツはとっとと消えろ!!」

「だから、邪魔なんですって。」

そう言うと、黒髪の男の子は

チャラそうな人を一瞬にしてやっつけた。

「助けてくれて、ありがとう。おかげでお金取られずに済んだよ。」

「・・・。(カツアゲじゃなくてナンパだと思うんだけど・・・。)」

「じゃ、行くねっ!!」

私は学校へと向った。

その男の子が、

『芽依・・・。』

と言っていた事も知らずに。