不器用男子の、恋。





今日で七星と付き合い始めて、ちょうど1ヶ月。


女々しいかもと思いつつ、でもたぶん七星は記念日的なものが好きそうだと、俺はプレゼントを用意した。


それは蛍光塗料が塗られた星の砂が、透明な丸いガラスの中に閉じ込められたストラップ。


星は全部で7個で北斗七星を作っていて、まさに俺(北斗)と七星のことだ!と見つけた瞬間、即決だった。


もちろんお揃いだ。


学校から四角公園までの帰り道はいつもと同じなのに、俺の鼓動はいつもより速かった。


柄にもなく、緊張してるらしい。