不器用男子の、恋。



「ん、ん……っ」


七星から発される甘い声と吐息に身体はどんどん熱くなる。


止まらねぇ。


もっと欲しい。


生まれて初めてのキスだけど、本能のままに、
半開きになってしまった七星の唇に俺は舌を差し入れた。


「ん……っ!」


触れた所から聞こえるくちゅりという水音と、雨が奏でる水音。


重なる2つの水音が俺たち二人を包み込む。


いつの間にか七星が俺の制服をぎゅっと握っていて、それもたまらなくて。


俺は、もっと深く、と欲望のままに七星に触れた。