間抜けな声に間抜け面な私に対して、 文句なしにカッコイイ三神君は私の目の前まで歩いてくる。 止まったのは私の1メートル程目の前。 わっ……近くても輝いてますね! 三神君は日に当たって薄茶色に光る前髪から覗く目を細めると、 形の良い口を開いた。 「ねえ、俺と付き合って」