「流星…」 「…やっぱいいね。好きな子に呼ばれるって」 しみじみと言う流星は耳が真っ赤だった。 あんなに女子を連れて歩いて、日替わりだった人が、 こんな私に呼ばれただけで嬉しがるなんて…照れるなんて… 凄く嬉しかった。 「あ…七穂の頭にイチョウの葉が乗ってる」 私の頭を見ていう流星。 「えっ、どこ?」 頭をなでるけど、取れているのか私にはわからない。