「こいつ、俺の女だから、手出すなよ」 三神君の目線は大輝へ。 『こいつ』と言って指す指は私へ。 って…………… 「えっ!?えええ!?」 大輝よりも先に声を上げたのは私だった。 大輝はポカンとしている。 今、三神君『俺の女』って言った……やっぱりアレは夢じゃなくて現実!? そして私は三神君の彼女なのか!? 三神君は私をチラッと見て、 『なんで香山が驚いてるの?』って呆れ顔をしたが、 この1か月音沙汰なかった私にはびっくりする内容だった。