あたしの答えは一つしかない。
「仁、まだ子供。本当に守れる?」
希ちゃんが、心配そうに見守る中、顔色を変えず、ただ真っ直ぐに見つめ、頷く仁。
「最初から賛成よ。部屋はあたしがオールセキュリティシステムのマンションを用意する。家賃はいらない。食費と光熱費は仁が払うのよ」
話はOKしたというのに、今度は希ちゃんまでも真剣な顔になり、二人揃って
「「ありがとうございます!!!」」
なんて言うから、よっぽど覚悟して家に来たんだな、と思った。
っというか、もともとそういう時のために、部屋は用意してあるのだけど。
それは、今日が終わってからのサプライズにしよう。
「さーて、若いのは出てった出てった!ラブラブな夜へいってらー」
