特命24時 〜恋の秘密を暴きます!?〜【短編】


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お昼休み、あたしは友人の菜々と体育館にやってきた。


望はほぼ毎日のように、ここでバスケ部の仲間とバスケをしてるんだ。



同じように見に来ている女子の集団もちらほら。



望は楽しそうにドリブルをしていた。


ホント、バスケが大好きなんだなぁ。



望がシュートを決めると、ギャラリーの女子たちから歓声が上がる。



望は男子とハイタッチした後、ワイシャツで汗を拭いた。


そういう仕草ひとつにドキッとしてしまう。



「櫻井くん、カッコいいね」


「そ、そうだね」


櫻井とは望のことだ。


今日は望の話題を出されるとドキッとしてしまう。


それでも、あたしの目は望を追いかけてしまう。



「あ、ねえ」


菜々に袖を引っ張られ、あたしは彼女を見た。



「隣のクラスの早乙女さんだよ」


「ほんとだ…」