付き合い始めてから、今日で2週間。


未だに西崎くんが何で私と付き合ってくれてるのか気持ちは見えないけど、そばにいさせてくれていた。


空を見上げると、今にも泣き出しそうな空模様。


「雨降りそうだね。家まで降られないといいね?」


学校から四角公園までの帰り道、どんよりとした空模様を吹き飛ばすように私は笑顔を浮かべ、西崎くんに話し掛けた。


けど……すっと目を逸らされた。


「っ、」


私と目を合わせるのも嫌なのかな……?


それなのに、付き合ってくれてるの?


苦しい……。


鼻がつんとして目頭が熱くなった時、それは突然私たちを襲った。