飛行機が嫌いな私に

勇気をくれた貴方

高いよ

怖いよ

泣いて嫌だと

拒否する私

貴方はそれを見て

かわいいねって

言った

余裕の態度に

ムカついて

そっぽを向いて

拗ねる私を

ぎゅっと抱きしめて

頭を撫でる

子供扱いしないでよ

なんて言ってた私は

子供で

弱虫だったんだね

“見てごらんよ

空は高い

怖さもあるよ

だけどよく

考えてみると

空と大地は一つだって

思わないかい?

僕らもその一部なんだ

怖くていいんだよ

弱虫でいいんだよ

それが僕らなんだよ”

何を言いたいのか

私にはわからない

だけど

今のままで

いいんでしょ

そういうことでしょ

“離れていても

僕がついているよ”

そういう意味でしょ?

“違うよ

僕はついていないよ

そもそも僕らは

一つなんだよ

だから

心配なんて

しなくていいんだよ”