いつもとかわらぬ

つまらない

日々の中で

光を見つけられた


いつも三両目の

優先席の横

君がいたから

つまらない学校も

朝だけは楽しかった

名前もアドレスも

知らないけど

これは多分恋心


同じ学校の制服で

なんだか親近感が

沸いたけど

何も知らなくて

全てを知りたくなって

だけど何も

出来なくて…


ある日

ふとしたきっかけで

君の名前を知ったとき

運命を感じてしまった

ばかだろ?

僕ってロマンチスト

気取って

イタイ男だと

思うだろ?

なんでこんなに

好きなのか

わからない

だって何も

知らないんだから

思い切って

アドレスを聞いたとき

跳ね上がって

しまいそうな程

うれしかったのは

内緒なんだ


何度もメールを

送ろうと試みて

ケータイ開いたのに

親指がうまく

動かなくて

“もうすぐ卒業だね

会えなくなったら

寂しいな”って

言えたら

一回はデート

出来るかな

言えないって

わかってる

だからこそ

自分が嫌いだ


アドレスを聞いて

しまった日からは

三両目に行けず

二両目に逃げて

話せずに後悔…

君からわざわざ

メールくれたのに

忙しいから

また後でね

って嘘ついて

避けちゃって

情けないね

本当は多分誰よりも

愛してる