消え行く雲を眺めた

心の傷もいつかは

消え行くと

信じていいかな

別れを切り出した僕は

別れたくなかったのに

矛盾した口が動く

取り返しのつかない

言葉が僕の胸を

締め付け未来を閉じる

さようなら

消えそうな声で

伝えられた

言葉は涙と共に

流れ落ちてゆく

アスファルトの色が

濃くなる前に

背を向け

歩きだす

君を見送った

追い掛けられず

悔し涙

もう一度

だけでいい

チャンスをください

もう手放さない

わかっているよ

もう無理だって

もう一度

ただもう一度

君の笑顔をみたい

歩きだす君を

引き止められない僕に

そんな権利はないよね

君の笑顔は

僕じゃない誰かの

ためにある

変えられない事実と

わかっているから

せめて願わせて

いつまでも

君の中に

僕がいたことを

思い出でいいから

忘れないでほしい