畏れを知らぬあまりに

重ねた不用意な言葉

人は私を蔑んで

人ニ在ラズと罵った

理解などなくていい

愛などなくてもいい

悲しみなど…

ないほうがいい

私が私であるかぎり

誰にもなにも

言わせない

畏れられるのが

唯一の存在感

誰になにを言われても

それだけでいいから

畏れてよ

無関心ほど

怖いものはない

畏れられる度に

私は生きていると

感じられるの

歪んだ私の心

人ニ在ラズの

心が燈る

私の胸の中は

誰にも見せない