別れの日など

ないと信じていた

二人で歩いた道

遊歩道の奥から

暮れる夕日に

二人の未来を重ねて

繋いだ手は

絡まる糸が

解けるように

すらすらと…

とめる術もなかった

あの時の僕は

ただただ

見ているだけだった

運命の赤い糸を

辿った先にはいつも

あの遊歩道

もう君はきっと

ここへは来ない

わかってるのに

似た髪型の女性を

見つけては顔をみる

赤い糸は緩んでいく

手繰りよせても

先は見えない赤い糸

夕日に繋がってると

錯覚に陥るほど

長く細くどこまでも…

夢にまで見た

君との未来

もう終わったんだと

現実の無慈悲なこと

あぁ

それでもやっぱり

愛してる

君のこと